ミシッ……革張りのソファが音を立てる。
ゆっくり伸びてきた手が、私の頬に触れて。
「でも、今は違う」
少しひんやりした細い指が、私の輪郭をなぞった。
「寧々に会ったとき、今まで感じたことのない不思議な気持ちに支配されたんだ。体が雷に打たれたみたいにビビビッ……て。それから、頭んなか、寧々でいっぱいで」
ドクンッ……。
「自分で証明したんだから、俺は一目ぼれ、信じる。……俺は、寧々が好きだ」
生まれて初めてされた告白は、胸の真ん中に真っすぐ響いた。
「だから、俺のものになってほしい」
刹那くんといるとドキドキする。
でも、まだこれが恋なのかわからない。



