学食レベルじゃない味に舌鼓を打っていると、
「ごちそうさま」
刹那くんは食べ終わったようで、サンドイッチを包んでいたラップをまとめて丸めていた。
さすがにこの量は食べきれなかったらしく、数個のサンドイッチはのこっているけど、こんなに食べてくれたのが嬉しい。
体は細いのに、どこへ入ったんだろう……?
「うまかった。また作ってよ」
「いつでも!」
あとは、あの人に届けようかな。
残っているサンドイッチをランチクロスで包んでいると、
「寧々はさ、一目ぼれしたことある?」
包みを捨て終わった刹那くんが、私のとなりに腰かけた。
「わ、私? ない、けど……」
一目ぼれどころか、初恋もまだって言ったら笑われちゃう?
「俺もさ、一目ぼれなんてないと思ってた」



