夜風のような君に恋をした

でも、何となくだけど、そう言いたい気分だったんだ。

「ま、それなら仕方ないね。彼氏には断っとくよ。友達、がっかりするかもしれないけど」

「ごめんね、一度は乗り気っぽいこと言ったのに」

「いいっていいって! 恋なんて、どこに落ちてるかわからないものだし。私だってそうだったもん」

芽衣がかわいく笑いながら、お弁当を口に運ぶ。

それから肩をすくめて聞いてきた。

「ねえ、告白するの?」

「そんなのしないよ」

「ええっ、もったいなくない? 雨月ちゃん、大人っぽくてかわいいのに」