そういえば、昨夜芽衣からアプリにメッセージがきてたんだった。いつもはなるべくすぐに返していたけど、精神的に余裕がなく、返事を忘れてた。
そもそも私は、メッセージアプリというものが苦手だ。
なのに芽衣は、このスタンプがかわいいだの、今日のご飯はこんなのだっただの、どうでもいいようなことばかり連絡してくる。
正直、家でまで芽衣に縛られたくないけど、そんなことは言えない。
「ごめんね。昨日忙しくて、バタバタしてたら返すの忘れてた」
「そっかあ、こっちこそ忙しいのにごめんね。昨日の夜は彼氏からも既読無視されちゃって、落ち込んでたんだ。最近、彼氏からときどき返事がないの。ひどくない?」
するり、と彼氏の話にすり替えてきた芽衣。おそらく本当に話したかったのは、私の既読無視より、彼氏のことだったのだろう。
「忙しいんじゃない? 彼氏、部活してるの?」
「してるけど、美術部だよ。そこまで忙しくないと思う。あ、そうだ!」
そこで芽衣は、ぐいっとこちらに身を乗り出してきた。
「彼氏の友達が女の子紹介してって言ってるらしいんだけど、雨月ちゃんどう? Y女子の子に興味あるんだって」
「え」
その手の話が苦手な私は、とたんに尻込んだ。
そもそも私は、メッセージアプリというものが苦手だ。
なのに芽衣は、このスタンプがかわいいだの、今日のご飯はこんなのだっただの、どうでもいいようなことばかり連絡してくる。
正直、家でまで芽衣に縛られたくないけど、そんなことは言えない。
「ごめんね。昨日忙しくて、バタバタしてたら返すの忘れてた」
「そっかあ、こっちこそ忙しいのにごめんね。昨日の夜は彼氏からも既読無視されちゃって、落ち込んでたんだ。最近、彼氏からときどき返事がないの。ひどくない?」
するり、と彼氏の話にすり替えてきた芽衣。おそらく本当に話したかったのは、私の既読無視より、彼氏のことだったのだろう。
「忙しいんじゃない? 彼氏、部活してるの?」
「してるけど、美術部だよ。そこまで忙しくないと思う。あ、そうだ!」
そこで芽衣は、ぐいっとこちらに身を乗り出してきた。
「彼氏の友達が女の子紹介してって言ってるらしいんだけど、雨月ちゃんどう? Y女子の子に興味あるんだって」
「え」
その手の話が苦手な私は、とたんに尻込んだ。



