夜風のような君に恋をした

白いシャツに紺色のジャケットを羽織っていて、細身の黒ズボンの足はスラリと長い。

サラサラの黒髪に、アーモンド形の目、黒い瞳。

整った鼻筋に、薄い唇。

まるで夜に咲く花のように、きれいな顔立ち。

今度こそ私は、しばらくの間、呼吸をすることすら忘れていた。

こちらにじっと視線を向けているその人に、見覚えがあったからだ。

私が知っている彼よりは大人びていて、身長だって少し高いけど……。