夜風のような君に恋をした

後悔と絶望がないまぜになって、胸を圧迫した。

――もう、あとには戻れない。

私はもう二度と、冬夜に会うことができない。

今までとは比にならない絶望が胸に押し寄せ、全身から気力を奪っていく。

「う……っ、うぅ……っ」

正気など保てるはずもなく、私はしゃがんだまま泣き崩れた。

せっかく助けることができたと思ったのに。

ずっとそばにいるって約束したのに……。