夜風のような君に恋をした

 優しい人が枯れてしまう世界なんて、悲しい。

優しい人が花を咲かせられる世界であって欲しい。

たとえそれが、人知れずひっそりと、夜に咲く花であっても。

私は君のその小さな花を抱きしめて、包み込んで、絶対に枯らしはしない。

どんな日照りの日も、雨の日も、雪の日も、守ってあげられるような人間でありたい。