思わずドキッとすると、さらにドキッとするような事を言われた。
「火傷したかもな……雪華、舐めて治してくんねぇ?」
「え……? はぁ!?」
舐めるって、舌を!?
「な、なななな何を言ってるるるの!?」
一気に顔を赤くして盛大にどもってしまった。
「くっ……なんだよそのどもり方。……冗談だって。お前のキスしてるときの可愛い顔、他の男に見せるかよ」
ギンはそう言って笑うと、コーヒーを吹いて冷ましながら飲み始める。
「っ! っ!」
目をふさいでるから、ギンだってキスしてるときのわたしの顔ほとんどちゃんと見てないじゃない!
叫びたいけど声には出せなかった。
そんなわたしたちの様子を見ていた颯介さんがポツリと感想をもらす。
「7年まともに会ってなかった割に仲いいな、お前ら」
別に仲いいわけじゃない!
とも叫びたかったけれど、キッと睨むだけになる。
そしてギンの睨みでも怯まなかった彼がわたしの睨みなんて気にするはずもなく……。
「にしても腹減ったなー」
なんて普通に話題を変えていた。
でもその言葉でサンドイッチを作っていたことを思い出したわたしは、みんなも食べるか聞こうとする。
「あの――」
「たっだいまー!」
でも、丁度そのとき玄関の方から明るい声が聞こえた。
「火傷したかもな……雪華、舐めて治してくんねぇ?」
「え……? はぁ!?」
舐めるって、舌を!?
「な、なななな何を言ってるるるの!?」
一気に顔を赤くして盛大にどもってしまった。
「くっ……なんだよそのどもり方。……冗談だって。お前のキスしてるときの可愛い顔、他の男に見せるかよ」
ギンはそう言って笑うと、コーヒーを吹いて冷ましながら飲み始める。
「っ! っ!」
目をふさいでるから、ギンだってキスしてるときのわたしの顔ほとんどちゃんと見てないじゃない!
叫びたいけど声には出せなかった。
そんなわたしたちの様子を見ていた颯介さんがポツリと感想をもらす。
「7年まともに会ってなかった割に仲いいな、お前ら」
別に仲いいわけじゃない!
とも叫びたかったけれど、キッと睨むだけになる。
そしてギンの睨みでも怯まなかった彼がわたしの睨みなんて気にするはずもなく……。
「にしても腹減ったなー」
なんて普通に話題を変えていた。
でもその言葉でサンドイッチを作っていたことを思い出したわたしは、みんなも食べるか聞こうとする。
「あの――」
「たっだいまー!」
でも、丁度そのとき玄関の方から明るい声が聞こえた。



