「……」
「シロガネ?」
黙り込んだと思ったら、次の瞬間にはギュウッと抱き締められる。
「っはぁ……雪華、本当にお前俺を殺す気じゃないだろうな?」
「へ!? そんなわけないよ!」
「可愛いこと言いすぎ。可愛すぎて、もっと溺れたくなる」
一段低くなった声に甘さが宿る。
シロガネの妖艶な雰囲気が増した気がした。
「可愛いことを言う唇は、いつもより美味しそうだな?」
そう言う彼の琥珀色の瞳に、甘い熱が宿る。
その熱が視線を通してわたしにも移ってしまったかのよう。
だから、普段だったら恥ずかしくて言わないような言葉を口にしてしまうんだ。
「美味しそうだと思うなら、食べてみる?」
わたしの誘う言葉にフッと笑ったシロガネは、はじめて会ったときのような触れるだけのキスをした。
そして、わたしたちにとってはじまりの言葉を口にする。
「雪華、お前が欲しくなったよ。以前よりも、ずっと……」
END
「シロガネ?」
黙り込んだと思ったら、次の瞬間にはギュウッと抱き締められる。
「っはぁ……雪華、本当にお前俺を殺す気じゃないだろうな?」
「へ!? そんなわけないよ!」
「可愛いこと言いすぎ。可愛すぎて、もっと溺れたくなる」
一段低くなった声に甘さが宿る。
シロガネの妖艶な雰囲気が増した気がした。
「可愛いことを言う唇は、いつもより美味しそうだな?」
そう言う彼の琥珀色の瞳に、甘い熱が宿る。
その熱が視線を通してわたしにも移ってしまったかのよう。
だから、普段だったら恥ずかしくて言わないような言葉を口にしてしまうんだ。
「美味しそうだと思うなら、食べてみる?」
わたしの誘う言葉にフッと笑ったシロガネは、はじめて会ったときのような触れるだけのキスをした。
そして、わたしたちにとってはじまりの言葉を口にする。
「雪華、お前が欲しくなったよ。以前よりも、ずっと……」
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