そんなシロガネがちょっと可愛くて、すごく愛しいって気持ちが溢れて……。
思わずわたしの方から彼のふっくらとした唇にキスをした。
軽く驚くシロガネに「へへっ」とちょっと照れながら笑う。
「シロガネの唇、奪っちゃった」
「……あ、もー無理」
「え?」
彼のアンバーの目が細められたと思ったら、次の瞬間にはベッドに押し倒されていた。
サラリと揺れる黒と銀の前髪の間から、欲という熱に染まった瞳が見下ろしてくる。
髪をひと房すくい上げたシロガネは、その美しい顔を近付けキスを落とす。
その間も視線はずっとわたしの瞳を捉えたままで、逃げられないと思った。
「……今ので理性ぶっとんだわ。雪華、今夜は覚悟しろよ?」
「……え?」
「とりあえず、2回は確実だと思っとけ」
「……え?」
聞き返しながら、また煽ってしまったのかもと気づいたときには遅かった。
シロガネの強い想いと求めにまともに応える余裕なんてないほど溶かされて……とにかくなんかもう、凄かった……。
そんな感じで結局いつも通り一緒に眠る日々が続く。
優姫さんのことが心配ではあるものの、平穏な日々と言えたのかもしれない。
それが嵐の前の静けさだったということは、後になってから気づいたんだ……。
思わずわたしの方から彼のふっくらとした唇にキスをした。
軽く驚くシロガネに「へへっ」とちょっと照れながら笑う。
「シロガネの唇、奪っちゃった」
「……あ、もー無理」
「え?」
彼のアンバーの目が細められたと思ったら、次の瞬間にはベッドに押し倒されていた。
サラリと揺れる黒と銀の前髪の間から、欲という熱に染まった瞳が見下ろしてくる。
髪をひと房すくい上げたシロガネは、その美しい顔を近付けキスを落とす。
その間も視線はずっとわたしの瞳を捉えたままで、逃げられないと思った。
「……今ので理性ぶっとんだわ。雪華、今夜は覚悟しろよ?」
「……え?」
「とりあえず、2回は確実だと思っとけ」
「……え?」
聞き返しながら、また煽ってしまったのかもと気づいたときには遅かった。
シロガネの強い想いと求めにまともに応える余裕なんてないほど溶かされて……とにかくなんかもう、凄かった……。
そんな感じで結局いつも通り一緒に眠る日々が続く。
優姫さんのことが心配ではあるものの、平穏な日々と言えたのかもしれない。
それが嵐の前の静けさだったということは、後になってから気づいたんだ……。



