「俺の本名。知りたくねぇの?」
妖しく誘う眼差しと微笑みに、トクトクと優しく脈打っていたはずの心臓がドクリと大きく跳ねる。
すぐにまた触れてきた唇は、深い。
「んぅっ」
舌が絡み合い、呼吸を奪われる。
「はぁっ……ぁんっ」
離れたスキに息を吸うけれど、またすぐに塞がれて……。
そんな溶かしてしまうようなキスを繰り返しながら、ギンはわたしをゆっくりベッドに寝かせた。
目を塞がなくてもよくなったせいか、キスを繰り返しながら彼の硬い手がわたしの色んな場所に触れてくる。
耳の形を確かめるように親指の腹が撫で、そのまま指先が首筋を伝う。
流れるように鎖骨をなぞり、そのまま服の上から膨らみを彼の大きな手が覆った。
「っ! だ、だめっ!」
わたしは思わずそう叫んで両手でギンの胸を押す。
わたしの力ではビクともしないけれど、でもギンは止まってくれた。
「……抱きてぇんだけど?」
止まってはくれたものの、表情も声も不満そうだ。
「だっ!? わたしが良いって言うまで抱かないって言ったよね?」
直球の言葉にカァッと顔を赤くさせながら確認と非難を込めて聞き返す。
妖しく誘う眼差しと微笑みに、トクトクと優しく脈打っていたはずの心臓がドクリと大きく跳ねる。
すぐにまた触れてきた唇は、深い。
「んぅっ」
舌が絡み合い、呼吸を奪われる。
「はぁっ……ぁんっ」
離れたスキに息を吸うけれど、またすぐに塞がれて……。
そんな溶かしてしまうようなキスを繰り返しながら、ギンはわたしをゆっくりベッドに寝かせた。
目を塞がなくてもよくなったせいか、キスを繰り返しながら彼の硬い手がわたしの色んな場所に触れてくる。
耳の形を確かめるように親指の腹が撫で、そのまま指先が首筋を伝う。
流れるように鎖骨をなぞり、そのまま服の上から膨らみを彼の大きな手が覆った。
「っ! だ、だめっ!」
わたしは思わずそう叫んで両手でギンの胸を押す。
わたしの力ではビクともしないけれど、でもギンは止まってくれた。
「……抱きてぇんだけど?」
止まってはくれたものの、表情も声も不満そうだ。
「だっ!? わたしが良いって言うまで抱かないって言ったよね?」
直球の言葉にカァッと顔を赤くさせながら確認と非難を込めて聞き返す。



