キョウがギンに好意を持っているのは分かるけど……。
「ホント、マジで例のもの出して消えてくれねぇか?」
何度も口にしている言葉なんだろう。
答えが分かっていても言わずにはいられないという雰囲気が声だけでも分かった。
でも本当に、このキョウって子は何なんだろう?
まさかずっとここにいるのかな?
だとしたら、ギンの秘密ってこの子のこと?
でもそれならそれで何が秘密なのか良く分からない。
中の様子がもうちょっと分かればいいんだけど……。
そう思ってドアをさらに開けたのが悪かったんだろか。
「あら? お客さん?」
キョウがこちらに気づいた声を出した。
「っ!?」
「誰だ?」
そのせいでギンにも気づかれてしまった。
やっぱりわたしに立ち聞きのスキルは無いんだろう。
絶対にバレてしまうみたい。
まあ、そんなスキルあっても嬉しくはないけれど。
バレているのに隠れ続けるわけにもいかない。
わたしはソロソロとドアを開けて2人に姿を見せた。
「っ! 雪華? 何でここに!?」
銀髪のウィッグを付けたギンは息を呑み、見たことが無いほど動揺を表す。
そんな彼にも驚いたけれど、わたしはキョウと呼ばれた女の子と思われる人物の姿を見て言葉を失った。
「ホント、マジで例のもの出して消えてくれねぇか?」
何度も口にしている言葉なんだろう。
答えが分かっていても言わずにはいられないという雰囲気が声だけでも分かった。
でも本当に、このキョウって子は何なんだろう?
まさかずっとここにいるのかな?
だとしたら、ギンの秘密ってこの子のこと?
でもそれならそれで何が秘密なのか良く分からない。
中の様子がもうちょっと分かればいいんだけど……。
そう思ってドアをさらに開けたのが悪かったんだろか。
「あら? お客さん?」
キョウがこちらに気づいた声を出した。
「っ!?」
「誰だ?」
そのせいでギンにも気づかれてしまった。
やっぱりわたしに立ち聞きのスキルは無いんだろう。
絶対にバレてしまうみたい。
まあ、そんなスキルあっても嬉しくはないけれど。
バレているのに隠れ続けるわけにもいかない。
わたしはソロソロとドアを開けて2人に姿を見せた。
「っ! 雪華? 何でここに!?」
銀髪のウィッグを付けたギンは息を呑み、見たことが無いほど動揺を表す。
そんな彼にも驚いたけれど、わたしはキョウと呼ばれた女の子と思われる人物の姿を見て言葉を失った。



