何だか様子がおかしい気がする。
「あの、颯くん? 離して……?」
「嫌だ」
「えぇ?」
強い口調で拒否されて困り果てる。
「だからさ、オレ本気で月見里のこと好きなんだ。……だから、周りが何て言ってもそれは信じて欲しい」
「え? あ、はい……」
良く分からなかったけれど、気持ちを信じて欲しいというだけなら了解出来る。
その気持ちには応えられないけれど、想ってくれたってことだけはありがとうと感謝したい気持ちではあるから。
でもそうやって受け入れたら、颯くんはフッと笑って顔を近付けてきた。
……ん?
「……好きだ、月見里……」
軽く伏せられたまぶた。
熱っぽくささやかれる名前。
そのまま近付いて来る顔に、流石のあたしでも何をされそうになっているのかは分かった。
「ちょっ! だめ、颯くんっ!」
止めようと声を上げるけれど、何かを勘違いしているのか颯くんは「大丈夫だから」と言って近付いて来る。
肩もしっかり掴まれていて逃げられない。
こうなったらせめて直前で横を向いて、唇だけは死守しないと!
そう覚悟を決めたときだった。
突然颯くんが体ごと離れて、あたしの体が誰かに後ろから抱かれるように引かれたのは。
「あの、颯くん? 離して……?」
「嫌だ」
「えぇ?」
強い口調で拒否されて困り果てる。
「だからさ、オレ本気で月見里のこと好きなんだ。……だから、周りが何て言ってもそれは信じて欲しい」
「え? あ、はい……」
良く分からなかったけれど、気持ちを信じて欲しいというだけなら了解出来る。
その気持ちには応えられないけれど、想ってくれたってことだけはありがとうと感謝したい気持ちではあるから。
でもそうやって受け入れたら、颯くんはフッと笑って顔を近付けてきた。
……ん?
「……好きだ、月見里……」
軽く伏せられたまぶた。
熱っぽくささやかれる名前。
そのまま近付いて来る顔に、流石のあたしでも何をされそうになっているのかは分かった。
「ちょっ! だめ、颯くんっ!」
止めようと声を上げるけれど、何かを勘違いしているのか颯くんは「大丈夫だから」と言って近付いて来る。
肩もしっかり掴まれていて逃げられない。
こうなったらせめて直前で横を向いて、唇だけは死守しないと!
そう覚悟を決めたときだった。
突然颯くんが体ごと離れて、あたしの体が誰かに後ろから抱かれるように引かれたのは。



