「あーごめんね? 責め立てちゃって。ああやって、椎菜が大人しくして頼み込めば颯くんの告白断ってくれるんじゃ無いかと思って」
「両想いかどうかはハッキリとは分からなかったけど、あなたの方も本気って程じゃなかったらそれで通用するかと思って……」
その二人の言葉をつなぐように、椎菜さんが「まさかねぇ」と続ける。
「両想いとか以前に好きな人がほかにいる、なんてオチだとは思わなかったわ」
やれやれというジェスチャーをした椎菜さんは、また勝気そうな目をあたしに向けた。
「とにかく、そういうことならちゃんと断らなきゃね。うーん、あたしたちが呼び出してくるって手で行けばいいかな?」
どう思う? と友人二人に聞く椎菜さん。
「うん、そうだね」
「それが一番早い気がする……ん?」
同意する友人たちの一人が何かに気づいて目を細めた。
つられるようにみんながその視線の先を見ると――。
「あ」
こちらに走ってくる颯くんの姿が見えた。
「おい! そこで何してるんだ!?」
椎菜さんたちを睨みつけるように近づいてきた彼はあたしを守るように間に立つ。
颯くんを好きらしい椎菜さんは少し傷ついたような表情をしたけれど、友人二人は「あー」と声を伸ばしてアイコンタクトを送りあっていた。
「両想いかどうかはハッキリとは分からなかったけど、あなたの方も本気って程じゃなかったらそれで通用するかと思って……」
その二人の言葉をつなぐように、椎菜さんが「まさかねぇ」と続ける。
「両想いとか以前に好きな人がほかにいる、なんてオチだとは思わなかったわ」
やれやれというジェスチャーをした椎菜さんは、また勝気そうな目をあたしに向けた。
「とにかく、そういうことならちゃんと断らなきゃね。うーん、あたしたちが呼び出してくるって手で行けばいいかな?」
どう思う? と友人二人に聞く椎菜さん。
「うん、そうだね」
「それが一番早い気がする……ん?」
同意する友人たちの一人が何かに気づいて目を細めた。
つられるようにみんながその視線の先を見ると――。
「あ」
こちらに走ってくる颯くんの姿が見えた。
「おい! そこで何してるんだ!?」
椎菜さんたちを睨みつけるように近づいてきた彼はあたしを守るように間に立つ。
颯くんを好きらしい椎菜さんは少し傷ついたような表情をしたけれど、友人二人は「あー」と声を伸ばしてアイコンタクトを送りあっていた。



