「もちろんです! それに、あたし好きな人いるし……」
続けた言葉は言っていいものかと迷ったけれど、そちらの方も悶々と考えていたことだったから吐き出したかった。
口に出せて少しスッキリしたと思ったら、「はあぁぁぁ⁉」と大きな声が響く。
「なによそれ⁉ 別に両想いってわけじゃなかったってこと⁉」
「え?」
叫んだのは両端の友人たちじゃなくて中央の椎菜さん本人。
さっきまでの小動物感はどこへやら。
その目には気の強そうな意思がハッキリと見て取れた。
ポカン、と口を開けて見ていると、友人たちの方が慌て始める。
「ちょっ⁉」
「椎菜! 本性出ちゃってるって!」
……いや、それ言っちゃったらさっきのが演技ってバレちゃうんだけど……。
友人たちに内心突っ込みつつ、椎菜さんを凝視する。
「もういいわよ。良心にうったえかけて颯くんからの告白にOKしないようにする作戦は意味なくなったんだから」
堂々と言ってのける椎菜さん。
ってことはやっぱりさっきまでの小動物な雰囲気は演技だったということだ。
変わり身が早すぎて最早すがすがしい。
「ってことで、月見里さん?」
「あ、はい!」
何となく、シャキッと背筋を伸ばして返事をする。
続けた言葉は言っていいものかと迷ったけれど、そちらの方も悶々と考えていたことだったから吐き出したかった。
口に出せて少しスッキリしたと思ったら、「はあぁぁぁ⁉」と大きな声が響く。
「なによそれ⁉ 別に両想いってわけじゃなかったってこと⁉」
「え?」
叫んだのは両端の友人たちじゃなくて中央の椎菜さん本人。
さっきまでの小動物感はどこへやら。
その目には気の強そうな意思がハッキリと見て取れた。
ポカン、と口を開けて見ていると、友人たちの方が慌て始める。
「ちょっ⁉」
「椎菜! 本性出ちゃってるって!」
……いや、それ言っちゃったらさっきのが演技ってバレちゃうんだけど……。
友人たちに内心突っ込みつつ、椎菜さんを凝視する。
「もういいわよ。良心にうったえかけて颯くんからの告白にOKしないようにする作戦は意味なくなったんだから」
堂々と言ってのける椎菜さん。
ってことはやっぱりさっきまでの小動物な雰囲気は演技だったということだ。
変わり身が早すぎて最早すがすがしい。
「ってことで、月見里さん?」
「あ、はい!」
何となく、シャキッと背筋を伸ばして返事をする。



