「ごめんなさい!」
ハッキリと言って、頭を下げた。
数秒そうして、頭を上げた先にあるのは悲しそうな笑み。
でも、ショックを受けている様には見えなかった。
「好きになってくれてありがとう。でも、あたし他に好きな人がいるから」
「……うん。ごめん、なんとなく分かってた。でもちゃんとしておきたくて……」
「分かってたの?」
「ああ。だって、月見里あいつに抱きつかれて嫌な顔してなかっただろ? むしろ……」
その先は言わずに、颯くんは一度目を閉じる。
次に目を開いた時には、幾分スッキリした笑みを浮かべていた。
「だから、ハッキリ言ってくれてありがとな。あと、ごめん。なんか、勝負の賞品みたいな扱いしちゃって……」
「それは……まあ、賞品扱いされたのは流石にちょっと恨むけど……」
一度ジトリとした目で睨みつける。
「うっ……」
「でも、おかげで分かったこととか知ったこととかもあったから……。だからいいよ」
陽呂くんのカッコイイ、スポーツやってる姿も見られたし。
と心の中で付け加える。
「……そっか」
「じゃああたしもう行くね」
「ああ、引き留めて悪かったな」
そうしてあたしは、颯くんやあたし達を見守っていた周囲の人に見送られる形で陽呂くんの元へ向かった。
ハッキリと言って、頭を下げた。
数秒そうして、頭を上げた先にあるのは悲しそうな笑み。
でも、ショックを受けている様には見えなかった。
「好きになってくれてありがとう。でも、あたし他に好きな人がいるから」
「……うん。ごめん、なんとなく分かってた。でもちゃんとしておきたくて……」
「分かってたの?」
「ああ。だって、月見里あいつに抱きつかれて嫌な顔してなかっただろ? むしろ……」
その先は言わずに、颯くんは一度目を閉じる。
次に目を開いた時には、幾分スッキリした笑みを浮かべていた。
「だから、ハッキリ言ってくれてありがとな。あと、ごめん。なんか、勝負の賞品みたいな扱いしちゃって……」
「それは……まあ、賞品扱いされたのは流石にちょっと恨むけど……」
一度ジトリとした目で睨みつける。
「うっ……」
「でも、おかげで分かったこととか知ったこととかもあったから……。だからいいよ」
陽呂くんのカッコイイ、スポーツやってる姿も見られたし。
と心の中で付け加える。
「……そっか」
「じゃああたしもう行くね」
「ああ、引き留めて悪かったな」
そうしてあたしは、颯くんやあたし達を見守っていた周囲の人に見送られる形で陽呂くんの元へ向かった。



