基本的に体育関係で一生懸命になることはない陽呂くん。
今回だって、あたしのことが無ければ適当に終わらせるはずだった。
それが仕方ないとはいえ本気で競技をすることになって……。
見れるとは思っていなかったスポーツを頑張る陽呂くんが見れた。
誰も気にしない程度の小さなガッツポーズだけれど、普段の陽呂くんを一番よく知ってるあたしからしたら……。
どうしよう……カッコイイ……。
ほんの少しの仕草なのに、そこに男らしさを感じてドキドキする。
陽呂くんが本当はカッコイイってことを知らないみんなは気にも留めず流しているけれど。
でも、ある意味この気持ちを独り占め出来てるってことでもあって……少し嬉しかった。
「あ、美夜やったね! 陰ヒロ勝ったよ! 本当に決勝まで行っちゃったよ!!」
隣で見ていた花穂も大興奮状態。
あたしはそんな花穂に返事をしながら、こめかみから流れた汗を腕でぬぐう陽呂くんを見ていた。
ど、どうしよう。
ホントにカッコイイ……。
今までも好きだと思っていたけれど……これは、惚れ直したってやつかも知れない。
そんな風にドキドキする胸を押さえながら、あたしは次の決勝戦を見守っていた。
今回だって、あたしのことが無ければ適当に終わらせるはずだった。
それが仕方ないとはいえ本気で競技をすることになって……。
見れるとは思っていなかったスポーツを頑張る陽呂くんが見れた。
誰も気にしない程度の小さなガッツポーズだけれど、普段の陽呂くんを一番よく知ってるあたしからしたら……。
どうしよう……カッコイイ……。
ほんの少しの仕草なのに、そこに男らしさを感じてドキドキする。
陽呂くんが本当はカッコイイってことを知らないみんなは気にも留めず流しているけれど。
でも、ある意味この気持ちを独り占め出来てるってことでもあって……少し嬉しかった。
「あ、美夜やったね! 陰ヒロ勝ったよ! 本当に決勝まで行っちゃったよ!!」
隣で見ていた花穂も大興奮状態。
あたしはそんな花穂に返事をしながら、こめかみから流れた汗を腕でぬぐう陽呂くんを見ていた。
ど、どうしよう。
ホントにカッコイイ……。
今までも好きだと思っていたけれど……これは、惚れ直したってやつかも知れない。
そんな風にドキドキする胸を押さえながら、あたしは次の決勝戦を見守っていた。