でも、あたしはやっぱり動けないし、月原先生はあたしから離れてくれない。
どうしよう?
どうすれば?
思考は巡らすけれど、良い案なんて思いつかない。
「じゃあ、少しだけ君の血を貰うね」
そう言って微笑む月原先生。
あたしはもう痛みと嫌悪に耐えるために、目をギュッとつむるしか出来なかった。
掴まれていた腕を引かれて、したくもない覚悟を決める。
カプッ
「つっ!……え?」
予想していたのとは違う痛みに、は? となって思考が停止する。
「……は?」
少し離れたところにいる陽呂くんも似たような声を上げた。
月原先生があたしの血を吸うために咬みついたのは……首筋ではなく指先だった。
は? え? これでよかったの?
驚き、ちゃんと月原先生の方を見ると間近であたしの指先を舐めている彼の顔が見える。
「っっっ⁉」
これはこれで恥ずかしくて困る。
目を逸らそうとして、動かせないことを思い出したあたしは目を閉じることで見ない様にした。
吸うのが指先ということもあり、本当に少量だけ飲んだ月原先生は比較的すぐに止血をして手を離してくれる。
「……」
指先から少し吸われるだけなのに、なんだか凄く大袈裟な事をした様な気分になった。
どうしよう?
どうすれば?
思考は巡らすけれど、良い案なんて思いつかない。
「じゃあ、少しだけ君の血を貰うね」
そう言って微笑む月原先生。
あたしはもう痛みと嫌悪に耐えるために、目をギュッとつむるしか出来なかった。
掴まれていた腕を引かれて、したくもない覚悟を決める。
カプッ
「つっ!……え?」
予想していたのとは違う痛みに、は? となって思考が停止する。
「……は?」
少し離れたところにいる陽呂くんも似たような声を上げた。
月原先生があたしの血を吸うために咬みついたのは……首筋ではなく指先だった。
は? え? これでよかったの?
驚き、ちゃんと月原先生の方を見ると間近であたしの指先を舐めている彼の顔が見える。
「っっっ⁉」
これはこれで恥ずかしくて困る。
目を逸らそうとして、動かせないことを思い出したあたしは目を閉じることで見ない様にした。
吸うのが指先ということもあり、本当に少量だけ飲んだ月原先生は比較的すぐに止血をして手を離してくれる。
「……」
指先から少し吸われるだけなのに、なんだか凄く大袈裟な事をした様な気分になった。



