「で? 相談って言ってたけど具体的には何を相談したいの?」
あたしと椎菜ちゃんのやり取りを見守っていた花穂がそう切り出す。
椎菜ちゃんも少し離れてあたしの相談事を聞く体勢になった。
「えっと……その、周りの噂っていうのかな? あれどうにかならないかと思って……」
昨日のうちに陽呂くんと颯くんのあたしを賭けた勝負の噂は校内中に広まっていた。
そして帰り際にも怪しいとは思っていたんだけど……。
「噂って、もしかして今朝の?」
耳が早いね、と言う椎菜ちゃんだけど、それを理解している彼女こそ耳が早いと思う。
あたしの場合は周囲が噂するから、嫌でも耳に入ってきたって感じだし。
「ああ、さっき話してたやつね」
花穂はそう言って苦笑い。
椎菜ちゃんが突撃してくる直前に話していた内容でもあるから。
「……うん。あの……渡瀬くんが横恋慕してるっていう噂のこと」
そう、昨日の帰り辺りからそんな噂が流れる雰囲気はあった。
すでにあたしと颯くんがカップル扱いになっていたせいもあるかもしれない。
突然出てきた陽呂くんの存在が、横恋慕で二人の邪魔をする存在になっていた。
……横恋慕してるのは陽呂くんじゃないのに。
颯くんのことを悪く言いたくはないけど、事実とは違う噂に不満は募る。
あたしと椎菜ちゃんのやり取りを見守っていた花穂がそう切り出す。
椎菜ちゃんも少し離れてあたしの相談事を聞く体勢になった。
「えっと……その、周りの噂っていうのかな? あれどうにかならないかと思って……」
昨日のうちに陽呂くんと颯くんのあたしを賭けた勝負の噂は校内中に広まっていた。
そして帰り際にも怪しいとは思っていたんだけど……。
「噂って、もしかして今朝の?」
耳が早いね、と言う椎菜ちゃんだけど、それを理解している彼女こそ耳が早いと思う。
あたしの場合は周囲が噂するから、嫌でも耳に入ってきたって感じだし。
「ああ、さっき話してたやつね」
花穂はそう言って苦笑い。
椎菜ちゃんが突撃してくる直前に話していた内容でもあるから。
「……うん。あの……渡瀬くんが横恋慕してるっていう噂のこと」
そう、昨日の帰り辺りからそんな噂が流れる雰囲気はあった。
すでにあたしと颯くんがカップル扱いになっていたせいもあるかもしれない。
突然出てきた陽呂くんの存在が、横恋慕で二人の邪魔をする存在になっていた。
……横恋慕してるのは陽呂くんじゃないのに。
颯くんのことを悪く言いたくはないけど、事実とは違う噂に不満は募る。



