「え? うん。それは良いんだけど……おばあちゃんどうしたの?」
『ちょっと転んじゃっただけなんだけどね、足が痛いって騒ぐから……もしかしたら骨にヒビが入ったのかもしれないし、診てもらってくるの。もしかしたらそのまま入院ってことになるかもしれないし、今日は遅くなると思うわ』
「そっか、分かったよ」
『じゃあそういうことでお願いね。……ホント、広瀬さんが快く引き受けてくれるから助かるわ。今度お礼しなきゃ』
そう言ってお母さんは電話を切った。
去年広瀬一家が挨拶に来た時には「暗い家族ね」なんて言っていたけれど、広瀬さん夫婦が本来のお日様みたいな雰囲気になってからはむしろ仲良くしている。
特にお母さんとおばさんは、空いた時間があれば二人でカフェなんかに行ったりするくらい仲良くなっていた。
まあ、最近はお母さんの方が忙しくて行けてないみたいだけれど。
おばあちゃんのことは心配だったけれど、ケガなら今すぐどうこうってことはないよね。
あたしはスマホをしまいながら今の話を陽呂くんに伝える。
「そっか……じゃあ、帰るか」
陽呂くんはさっきあたしが言いかけた事を追求せずそう言うと、歩き始めてしまう。
気にしていないのか、分かっていて避けたのか。
どっちかは分からないけれど、何にしても告白しそびれちゃったな、と思った。
『ちょっと転んじゃっただけなんだけどね、足が痛いって騒ぐから……もしかしたら骨にヒビが入ったのかもしれないし、診てもらってくるの。もしかしたらそのまま入院ってことになるかもしれないし、今日は遅くなると思うわ』
「そっか、分かったよ」
『じゃあそういうことでお願いね。……ホント、広瀬さんが快く引き受けてくれるから助かるわ。今度お礼しなきゃ』
そう言ってお母さんは電話を切った。
去年広瀬一家が挨拶に来た時には「暗い家族ね」なんて言っていたけれど、広瀬さん夫婦が本来のお日様みたいな雰囲気になってからはむしろ仲良くしている。
特にお母さんとおばさんは、空いた時間があれば二人でカフェなんかに行ったりするくらい仲良くなっていた。
まあ、最近はお母さんの方が忙しくて行けてないみたいだけれど。
おばあちゃんのことは心配だったけれど、ケガなら今すぐどうこうってことはないよね。
あたしはスマホをしまいながら今の話を陽呂くんに伝える。
「そっか……じゃあ、帰るか」
陽呂くんはさっきあたしが言いかけた事を追求せずそう言うと、歩き始めてしまう。
気にしていないのか、分かっていて避けたのか。
どっちかは分からないけれど、何にしても告白しそびれちゃったな、と思った。



