噂の手順を確認する私の視界から林が少なくなり、やがて小さな湖に辿り着いた。

「やっと、着いた……」

 私は側の木に寄りかかり、その場に座って息を整える。鞄に入っていた水を飲んで一息つくと、すぐに噂を実行するべく立ち上がり湖の側に近づいた。
 誰もいない静かな湖は風が吹いていないのか、水面に綺麗な山々を写していた。