移動教室のときは一緒に行ってくれるし、前の学校より授業が進んでいる教科があれば簡単にだけど事前に教えてくれた。
何この子すっごく良い子!!
あたしはもう半日で梅内さんが好きになってしまった。
彼女とちゃんとお友達になりたい。
奏を紹介したら、もっと仲良くなれるかな?
そんな下心と、朝の約束を果たすためにあたしは学食に行く前に隣の2-Cへ寄って奏を呼んだ。
奏はポツンと一人でいたから見つけやすかった。
でも、一人でいるってことは奏はボッチになっちゃったのかな?
そうして近くに来た奏にあたしは梅内さんを紹介した。
「奏、こちら梅内 しのぶさん。今日は色々と案内してくれているの」
出来れば友達だと紹介したかったけれど、友達になろうと言ったわけでもないし、自然と友達になれるほどの時間も経っていない。
放課後までには友達になって欲しいって言えるかな?
そんなことを思いながらあたしは奏に更に近付き耳打ちした。
「彼女が、奏の会いたい人みたいだよ?」
「え!?」
奏は聞いた途端弾かれたように顔を上げ梅内さんを見る。
梅内さんはすぐに奏が《シュピーレン》だと気付いたくらいなのだから、連絡は取り合っている仲だと思っていた。
だとしても顔は知らないだろうし驚くのは分かるんだけど……。
それにしては少し驚き過ぎな気がする。
何この子すっごく良い子!!
あたしはもう半日で梅内さんが好きになってしまった。
彼女とちゃんとお友達になりたい。
奏を紹介したら、もっと仲良くなれるかな?
そんな下心と、朝の約束を果たすためにあたしは学食に行く前に隣の2-Cへ寄って奏を呼んだ。
奏はポツンと一人でいたから見つけやすかった。
でも、一人でいるってことは奏はボッチになっちゃったのかな?
そうして近くに来た奏にあたしは梅内さんを紹介した。
「奏、こちら梅内 しのぶさん。今日は色々と案内してくれているの」
出来れば友達だと紹介したかったけれど、友達になろうと言ったわけでもないし、自然と友達になれるほどの時間も経っていない。
放課後までには友達になって欲しいって言えるかな?
そんなことを思いながらあたしは奏に更に近付き耳打ちした。
「彼女が、奏の会いたい人みたいだよ?」
「え!?」
奏は聞いた途端弾かれたように顔を上げ梅内さんを見る。
梅内さんはすぐに奏が《シュピーレン》だと気付いたくらいなのだから、連絡は取り合っている仲だと思っていた。
だとしても顔は知らないだろうし驚くのは分かるんだけど……。
それにしては少し驚き過ぎな気がする。