「大丈夫だよ。何かあってもちゃんと助けるから」
女子生徒を心配させないようにだろう。
奏は柔らかい笑顔を見せて「それじゃあ」と告げる。
すぐに俺の方を見た奏は行くぞ、と合図を送って足を進めた。
その表情は女子生徒に向けられたものとは違って硬い。
「……生徒会長が美来が来なくて連絡がつかないって八神さんに電話してきてたんだ。どうなってんだ? 奏、お前何か知ってんのか?」
早足で歩きながら簡単に説明を加えて聞く。
奏はスマホを取り出し何か操作をしながら話し出した。
「知ってる。……っていうか、さっき聞いた」
「は?」
どういうことかと思ったが、奏が言うにはさっきの女子生徒から美来のことを聞いたらしい。
「俺は一緒に行動するはずだったしのぶを探してたんだ」
「しのぶ? ああ……美来の友達の」
一瞬“お前の彼女”と言いそうになって変えた。
美来も言ってたが、しのぶって女と奏は付き合ってるのかどうか曖昧な状態みてぇだから。
「約束してた時間になっても来ないから連絡してみたんだ。初めはつながってはいたけど出なくて、三度目からつながらなくなった」
そして校内を探して歩いていたらさっきの女子生徒に声を掛けられたんだそうだ。
女子生徒を心配させないようにだろう。
奏は柔らかい笑顔を見せて「それじゃあ」と告げる。
すぐに俺の方を見た奏は行くぞ、と合図を送って足を進めた。
その表情は女子生徒に向けられたものとは違って硬い。
「……生徒会長が美来が来なくて連絡がつかないって八神さんに電話してきてたんだ。どうなってんだ? 奏、お前何か知ってんのか?」
早足で歩きながら簡単に説明を加えて聞く。
奏はスマホを取り出し何か操作をしながら話し出した。
「知ってる。……っていうか、さっき聞いた」
「は?」
どういうことかと思ったが、奏が言うにはさっきの女子生徒から美来のことを聞いたらしい。
「俺は一緒に行動するはずだったしのぶを探してたんだ」
「しのぶ? ああ……美来の友達の」
一瞬“お前の彼女”と言いそうになって変えた。
美来も言ってたが、しのぶって女と奏は付き合ってるのかどうか曖昧な状態みてぇだから。
「約束してた時間になっても来ないから連絡してみたんだ。初めはつながってはいたけど出なくて、三度目からつながらなくなった」
そして校内を探して歩いていたらさっきの女子生徒に声を掛けられたんだそうだ。



