こんな本来の坂本先輩からかけ離れている表情をするときは完全に演技だ。
最近、生徒会のお仕事を一緒にしていたから嫌でも見て理解したし。
「だから、ちょっとした意地悪で会わせないようにしてみたんだ」
「……それ、やっぱり八神さんも協力してたってことっすか?」
黙って様子を見ていた久保くんが感情を見せない顔で質問する。
今度は答えるつもりがあるのか、坂本先輩は久保くんの方を見た。
「そうだよ。……まあ、司狼はこういうの好きじゃないから初めは難色を示したけど……」
それでも如月さんも賛同したし、何よりやっぱり八神さん自身も悔しいとか複雑な感情があったんだろう。
結局は協力してくれることになった、と聞かせてくれる。
「……そっすか」
八神さんを慕っているらしい久保くんはショックだったかな?
そう思ったけれど、彼は仕方なさそうに笑みを浮かべて「八神さんらしいっす」とだけ口にした。
なんだか納得はしているみたい。
でも、全くショックを受けていないってわけじゃなさそうだ。
そんな久保くんを見ていると胸が苦しくなる。
あたしは彼を悲しませた坂本先輩をまた睨みつけた。
「悔しいとか、その気持ちは分からないわけじゃないです。でも、だからってこんな風に周りを巻き込んで邪魔するのはどうかと思いますけど⁉」
明らかに怒りだしたあたしに、坂本先輩は静かに悲しそうに微笑みながら「ごめんね」と謝る。
最近、生徒会のお仕事を一緒にしていたから嫌でも見て理解したし。
「だから、ちょっとした意地悪で会わせないようにしてみたんだ」
「……それ、やっぱり八神さんも協力してたってことっすか?」
黙って様子を見ていた久保くんが感情を見せない顔で質問する。
今度は答えるつもりがあるのか、坂本先輩は久保くんの方を見た。
「そうだよ。……まあ、司狼はこういうの好きじゃないから初めは難色を示したけど……」
それでも如月さんも賛同したし、何よりやっぱり八神さん自身も悔しいとか複雑な感情があったんだろう。
結局は協力してくれることになった、と聞かせてくれる。
「……そっすか」
八神さんを慕っているらしい久保くんはショックだったかな?
そう思ったけれど、彼は仕方なさそうに笑みを浮かべて「八神さんらしいっす」とだけ口にした。
なんだか納得はしているみたい。
でも、全くショックを受けていないってわけじゃなさそうだ。
そんな久保くんを見ていると胸が苦しくなる。
あたしは彼を悲しませた坂本先輩をまた睨みつけた。
「悔しいとか、その気持ちは分からないわけじゃないです。でも、だからってこんな風に周りを巻き込んで邪魔するのはどうかと思いますけど⁉」
明らかに怒りだしたあたしに、坂本先輩は静かに悲しそうに微笑みながら「ごめんね」と謝る。



