保健室の先生は会議中らしく不在だった。
仕方ないので、とりあえず高志くんをベッドに寝かせて体温を測る。
「39.5℃……冷やさないと」
高いと思っていたけれど案の定だ。
「あー、確か冷却シートこの辺に置いてあったような……お、あった」
久保くんがすぐに冷やせるものを探してくれて助かった。
あたしはあまり保健室にお世話になることはないからどこにあるかも分からないし。
「あとは病院だな。つっても先生いねぇと家の方に連絡も出来ねぇし……」
「とりあえず坂本先輩に連絡しておこうかな? 高志くん、生徒会の仕事の途中みたいだったし」
「ああ、そうだな」
久保くんも同意したのですぐに電話をかけてみた。
でも携帯していないのか気付かないのか、坂本先輩はなかなか電話に出ない。
仕方ないのでメッセージを送っておいた。
《お疲れ様です。高志くんが倒れました。今保健室で寝かせています》
と、簡潔な文章で。
あとは高志くんの眼鏡を取ったりブレザーを脱がせたり、出来ることをして先生が来るのを久保くんと二人で待った。
高志くんを寝かせたベッドが見える向きで、隣のベッドに久保くんと並んで座る。
辛そうな高志くんの様子を見つめていたら、なんとなく無言になった。
仕方ないので、とりあえず高志くんをベッドに寝かせて体温を測る。
「39.5℃……冷やさないと」
高いと思っていたけれど案の定だ。
「あー、確か冷却シートこの辺に置いてあったような……お、あった」
久保くんがすぐに冷やせるものを探してくれて助かった。
あたしはあまり保健室にお世話になることはないからどこにあるかも分からないし。
「あとは病院だな。つっても先生いねぇと家の方に連絡も出来ねぇし……」
「とりあえず坂本先輩に連絡しておこうかな? 高志くん、生徒会の仕事の途中みたいだったし」
「ああ、そうだな」
久保くんも同意したのですぐに電話をかけてみた。
でも携帯していないのか気付かないのか、坂本先輩はなかなか電話に出ない。
仕方ないのでメッセージを送っておいた。
《お疲れ様です。高志くんが倒れました。今保健室で寝かせています》
と、簡潔な文章で。
あとは高志くんの眼鏡を取ったりブレザーを脱がせたり、出来ることをして先生が来るのを久保くんと二人で待った。
高志くんを寝かせたベッドが見える向きで、隣のベッドに久保くんと並んで座る。
辛そうな高志くんの様子を見つめていたら、なんとなく無言になった。