「でもマイク持ってきて歌うように言ったの遥華だよね?」
突っ込むと、誤魔化すように「あはは」と笑われた。
「だって、なんかもうセッティングもバッチリだったし、あたしも美来の歌聞きたかったし……」
それに、と遥華はステージに向かって雄たけびを上げている《crime》の人達を見つめる。
「こうやって盛り上がってるところ見てもらった方が早いかなって思ったんだ」
その表情は、情が込められた困り笑顔。
何と言うか、ヨシさんとノブさんに向けるような顔にも似ていた。
「こいつらってケンカも弱いから舐められやすいし、だから逆に弱い人には大きく出ちゃったりするような馬鹿ばっかりで……本当に仕方のない奴ばっかりなんだけど……」
そうして、懇願するような眼差しをあたしに向けた。
「でも身内には優しいし情に厚い奴らなの! ただ馬鹿なだけで!」
「う、うん」
嫌わないでやってとでも言いたそうに彼らを庇う遥華だけれど、最後はやっぱりディスっている。
まあ、その言葉には愛情が込められていそうな感じはするんだけどね。
……悪意がないだけ酷なのかもしれないけれど。
突っ込むと、誤魔化すように「あはは」と笑われた。
「だって、なんかもうセッティングもバッチリだったし、あたしも美来の歌聞きたかったし……」
それに、と遥華はステージに向かって雄たけびを上げている《crime》の人達を見つめる。
「こうやって盛り上がってるところ見てもらった方が早いかなって思ったんだ」
その表情は、情が込められた困り笑顔。
何と言うか、ヨシさんとノブさんに向けるような顔にも似ていた。
「こいつらってケンカも弱いから舐められやすいし、だから逆に弱い人には大きく出ちゃったりするような馬鹿ばっかりで……本当に仕方のない奴ばっかりなんだけど……」
そうして、懇願するような眼差しをあたしに向けた。
「でも身内には優しいし情に厚い奴らなの! ただ馬鹿なだけで!」
「う、うん」
嫌わないでやってとでも言いたそうに彼らを庇う遥華だけれど、最後はやっぱりディスっている。
まあ、その言葉には愛情が込められていそうな感じはするんだけどね。
……悪意がないだけ酷なのかもしれないけれど。



