「え? あれを総長が狙ってんの?」
「あの地味な女を?」
聞こえてくる声は、明らかにあたしじゃあ銀星さんに釣り合わないみたいな言葉。
別に銀星さんに似合う女になりたいわけじゃないけれど、何だか舐められている感じがイラッとする。
更にムスッとした顔になったあたしに、銀星さんはため息をついた。
「はぁ……やっぱ素顔じゃねぇと説得力ねぇか」
「はあ⁉」
そのため息に更に機嫌を損ねたあたしは、八つ当たりも含めて銀星さんを見上げる。
でも、そうして見えた彼の表情はイタズラをする前のたくらみ顔。
何をされるのかと身構えていると、おさげの先の方を二つとも掴まれた。
「え? あ!」
気づいたときにはもう髪を結んでいたゴムは外されてしまっていて、スルスルときつく縛ってあったはずの三つ編みが解けていく。
掴まれていた肩を解放されたのは良かったけれど、せっかく結ったものをまた解かれてしまった。
「何するんですか⁉」
「……あとは、その眼鏡だな」
あたしの抗議の声も無視して、今度は眼鏡も取ろうと手を伸ばしてくる。
「ちょっ、止めてください!」
伸ばされた手を受け流すようにしてクルリと体を回転させて彼の後ろに回った。
銀星さんが振り返るまでの間に後ろに跳んで距離を取る。
「あの地味な女を?」
聞こえてくる声は、明らかにあたしじゃあ銀星さんに釣り合わないみたいな言葉。
別に銀星さんに似合う女になりたいわけじゃないけれど、何だか舐められている感じがイラッとする。
更にムスッとした顔になったあたしに、銀星さんはため息をついた。
「はぁ……やっぱ素顔じゃねぇと説得力ねぇか」
「はあ⁉」
そのため息に更に機嫌を損ねたあたしは、八つ当たりも含めて銀星さんを見上げる。
でも、そうして見えた彼の表情はイタズラをする前のたくらみ顔。
何をされるのかと身構えていると、おさげの先の方を二つとも掴まれた。
「え? あ!」
気づいたときにはもう髪を結んでいたゴムは外されてしまっていて、スルスルときつく縛ってあったはずの三つ編みが解けていく。
掴まれていた肩を解放されたのは良かったけれど、せっかく結ったものをまた解かれてしまった。
「何するんですか⁉」
「……あとは、その眼鏡だな」
あたしの抗議の声も無視して、今度は眼鏡も取ろうと手を伸ばしてくる。
「ちょっ、止めてください!」
伸ばされた手を受け流すようにしてクルリと体を回転させて彼の後ろに回った。
銀星さんが振り返るまでの間に後ろに跳んで距離を取る。



