とはいえ、不本意な状況にはやっぱり不満しかない。
絶対に嫌な思いはさせないから! という遥華と連さんの言葉があったから渋々ついて来ただけだ。
そんな二人は心強いけれど、今の状況は彼らの所為でもあるから流石にちょっとは恨めしく思う。
そうして向かった場所は工業地帯の外れ。
《crime》のアジトとなっている倉庫だった。
倉庫の扉の前にバイクを停めた銀星さんは、ムスッとしたままのあたしの手首を掴んで「こっちだ」と引っ張っていく。
初めて彼に会ったときと同じような状況に更にうんざりした。
でも、倉庫の中に入った途端そんな気持ちは保っていられなくなる。
銀星さんが倉庫に入った途端、中にいた大勢の男達が口を閉ざし頭を下げたから。
「っ⁉」
その統率の取れた様子にちょっとビビッてしまった。
でも銀星さんは気にせずあたしの手を引きながら男達の間を通り抜けていく。
連さんと遥華もあたしたちの後ろを歩いて進んで行って……。
その先にあったステージみたいな高い場所に上がり、倉庫内を見回した。
《crime》のメンバーって、思っていたより少ないかも……。
それが率直な感想だった。
絶対に嫌な思いはさせないから! という遥華と連さんの言葉があったから渋々ついて来ただけだ。
そんな二人は心強いけれど、今の状況は彼らの所為でもあるから流石にちょっとは恨めしく思う。
そうして向かった場所は工業地帯の外れ。
《crime》のアジトとなっている倉庫だった。
倉庫の扉の前にバイクを停めた銀星さんは、ムスッとしたままのあたしの手首を掴んで「こっちだ」と引っ張っていく。
初めて彼に会ったときと同じような状況に更にうんざりした。
でも、倉庫の中に入った途端そんな気持ちは保っていられなくなる。
銀星さんが倉庫に入った途端、中にいた大勢の男達が口を閉ざし頭を下げたから。
「っ⁉」
その統率の取れた様子にちょっとビビッてしまった。
でも銀星さんは気にせずあたしの手を引きながら男達の間を通り抜けていく。
連さんと遥華もあたしたちの後ろを歩いて進んで行って……。
その先にあったステージみたいな高い場所に上がり、倉庫内を見回した。
《crime》のメンバーって、思っていたより少ないかも……。
それが率直な感想だった。



