地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~

 ああ……本当、どう見てもおかしい。

 
「そういやあ、かなちゃんさっき俺達がいつもと違うって言ってたけど、どういうことだ?」

 座って安全バーを下ろしながら、明人くんは心底不思議そうな顔で言った。


 明人くんは気付いてないのかな? いつも一緒にいる双子なのに。


「……まあ、明人くんはいつも通りかな? でも勇人くんがその……なんて言うか、遠慮しているみたいな態度っていうか……」

 聞こうか一瞬迷ったけれど、せっかく遊びに来てるのにこの何とも表現し難いモヤモヤをずっと抱えているのもなぁと思って聞いてみた。

 明人くんは「ああー……それかぁ……」と眉をハの字にする。
 気付いてないように見えたけれど、思い当たることはあったみたい。


「俺としてはいつも通りにして欲しいと思ってるんだけどな……。でも、勇人がああいう態度を取るなら尚更俺は自分を突き通すつもりだから」

「う、うん……ん?」

 どうして勇人くんがあんな態度なのかを知りたかったんだけれど、明人くんはよく分からない宣言をする。


 その辺りをちゃんと正して、欲しい答えを貰おうとしたけど……。

 ガタン

 振動と共に音が鳴り、コースターカーが動き出して話すどころじゃなくなる。