「大丈夫だって。それよりその人達早く連れてった方が良いでしょ?」
笑顔で返していると、なっちゃんが「美来様」と近付いてきた。
「ごめんなさい、美来様なら何とか出来るんじゃないかと思って……。なのに髪を切られちゃうなんて」
泣きそうな顔で言うから慌てて「大丈夫だって」と返す。
すると今度はすぐ近くからも泣きそうな声が聞こえた。
「あ、わたしをかばったから……。ごめんなさい」
一年生かな?
震えてしまって……色々と怖かっただろうに。
あたしは肩を掴んだままだった一年の女子に出来る限り優しく微笑んだ。
「気にしないで、あなたにケガが無くて良かったわ」
「っ!」
すると彼女はあたしを涙の溜まった目で見つめる。
「……美来さま……」
「……」
ん?
あれ?
何だか、心なしか頬が赤くなってるような……。
「はぁ……美来、お前こんな時まで信者増やすなよ」
一部始終を見ていた勇人くんが呆れを含んだ声で呟いた。
信者って何!?
あたしはいつどこぞの教祖になったの!?
内心突っ込みながらも、どうしてこうなったのか良く分からなくて言葉に出せないでいると。
「美来!? 何があったの!?」
今度は奏と一緒にしのぶが来てくれた。
笑顔で返していると、なっちゃんが「美来様」と近付いてきた。
「ごめんなさい、美来様なら何とか出来るんじゃないかと思って……。なのに髪を切られちゃうなんて」
泣きそうな顔で言うから慌てて「大丈夫だって」と返す。
すると今度はすぐ近くからも泣きそうな声が聞こえた。
「あ、わたしをかばったから……。ごめんなさい」
一年生かな?
震えてしまって……色々と怖かっただろうに。
あたしは肩を掴んだままだった一年の女子に出来る限り優しく微笑んだ。
「気にしないで、あなたにケガが無くて良かったわ」
「っ!」
すると彼女はあたしを涙の溜まった目で見つめる。
「……美来さま……」
「……」
ん?
あれ?
何だか、心なしか頬が赤くなってるような……。
「はぁ……美来、お前こんな時まで信者増やすなよ」
一部始終を見ていた勇人くんが呆れを含んだ声で呟いた。
信者って何!?
あたしはいつどこぞの教祖になったの!?
内心突っ込みながらも、どうしてこうなったのか良く分からなくて言葉に出せないでいると。
「美来!? 何があったの!?」
今度は奏と一緒にしのぶが来てくれた。



