坂本先輩に《かぐや姫》だとバレてしまったり、八神さんや如月さんに迫られたりと色々あった。
けれど、あれ以降は特に大きな事件も起こらずただ生徒会の仕事の忙しさに追われている。
そのまま文化祭まで一週間を切ったところだった。
ちょっとした事件が起こったのは……。
「星宮! 走るなと言ってるだろう!?」
「ごめんなさい!」
先生の怒声に謝りつつ、あたしは歩くふりをしてほぼ走ってるのと変わらない早歩きをした。
一見歩いてるように見えるからか、それとも呆れたのか。
とにかくそれ以上先生は何も言わなくなったので良かった。
今日も今日とていろんな場所を走り回っていたあたし。
今は北校舎の方の様子を見回っているところ。
北校舎では劇の大道具制作や校門のアーチ造りなど大きいものの制作をしている。
そちらも大詰めとなっているので、進行状況を確認して欲しいと頼まれたんだ。
それぞれの制作場所を回りながら状況確認をしていると、何やら人だかりが出来ていることに気付いた。
確かあの辺りは校門のアーチを作っている教室があったはず。
何か問題でもあったのかな?
状況を確認しないと、と人だかりに向かって行くと「やめてください!」と必死そうな声が聞こえる。
けれど、あれ以降は特に大きな事件も起こらずただ生徒会の仕事の忙しさに追われている。
そのまま文化祭まで一週間を切ったところだった。
ちょっとした事件が起こったのは……。
「星宮! 走るなと言ってるだろう!?」
「ごめんなさい!」
先生の怒声に謝りつつ、あたしは歩くふりをしてほぼ走ってるのと変わらない早歩きをした。
一見歩いてるように見えるからか、それとも呆れたのか。
とにかくそれ以上先生は何も言わなくなったので良かった。
今日も今日とていろんな場所を走り回っていたあたし。
今は北校舎の方の様子を見回っているところ。
北校舎では劇の大道具制作や校門のアーチ造りなど大きいものの制作をしている。
そちらも大詰めとなっているので、進行状況を確認して欲しいと頼まれたんだ。
それぞれの制作場所を回りながら状況確認をしていると、何やら人だかりが出来ていることに気付いた。
確かあの辺りは校門のアーチを作っている教室があったはず。
何か問題でもあったのかな?
状況を確認しないと、と人だかりに向かって行くと「やめてください!」と必死そうな声が聞こえる。