さっきとは逆の光景。
眼鏡の男はあたしを離して攻撃を避けた。
でもさっきと同じにはならない様に、あたしはすぐ彼らから離れる。
幸い、また誰かに捕まることは無かった。
「てめぇ、邪魔すんな!」
「それはこっちのセリフだ!」
二人はそのままサシでケンカを始める。
しかも周りの男達がはやし立て応援し始めたので、少しあたしから注意がそれた。
チャンス!
あたしはそのスキを見逃さずに出入り口の方へと足を進める。
と言ってもすぐに動くと気付かれそうだったから、周囲に紛れるようにそろそろと動いた。
すると、突然誰かに腕を引かれてしまう。
とっさに抵抗しようとしたけれど、その人は「しっ!」と自分の口に人差し指を当てて声を出さない様に指示を出してきた。
何を?
と思った答えは小さな声ですぐに出される。
「ここから逃がしてあげるから、黙って付いてきて」
サラサラの焦げ茶の髪を揺らした彼は、一人だけこの場の他の男達とは違って見えた。
制服は同じだけれど、不良と思わしき周りの男達が着崩しているのに対し、彼はキッチリ着ている。
顔立ちも優し気でどう見ても不良には見えなかった。
眼鏡の男はあたしを離して攻撃を避けた。
でもさっきと同じにはならない様に、あたしはすぐ彼らから離れる。
幸い、また誰かに捕まることは無かった。
「てめぇ、邪魔すんな!」
「それはこっちのセリフだ!」
二人はそのままサシでケンカを始める。
しかも周りの男達がはやし立て応援し始めたので、少しあたしから注意がそれた。
チャンス!
あたしはそのスキを見逃さずに出入り口の方へと足を進める。
と言ってもすぐに動くと気付かれそうだったから、周囲に紛れるようにそろそろと動いた。
すると、突然誰かに腕を引かれてしまう。
とっさに抵抗しようとしたけれど、その人は「しっ!」と自分の口に人差し指を当てて声を出さない様に指示を出してきた。
何を?
と思った答えは小さな声ですぐに出される。
「ここから逃がしてあげるから、黙って付いてきて」
サラサラの焦げ茶の髪を揺らした彼は、一人だけこの場の他の男達とは違って見えた。
制服は同じだけれど、不良と思わしき周りの男達が着崩しているのに対し、彼はキッチリ着ている。
顔立ちも優し気でどう見ても不良には見えなかった。



