そして見つけた光。
満月の明かりを受けてきらめいたそれは――刃物。
ケンカをする何人かが、大ぶりのナイフを手に持って振り回していた。
「っ!」
な、に?
あんなの持ち出して……。
殴り合いだけでもケガをするのに、あんなの使ったら下手すると死人が――!
「……っぃや」
止めて!
そんな声を出したような気がする。
でも、男達の怒声にかき消される。
怖い。
嫌だ。
人が死ぬところなんて見たくない。
ケンカも嫌だけれど、それは時と場合によっては仕方のないこと。
でも、人が死ぬ可能性が高くなる刃物は……絶対にダメだ。
彼らの事情なんて知らない。
でもリーダー格の二人も慌てている様子だから、きっとこれは想定外のこと。
嫌だ、止めて。
止めなきゃ!
そう思っても声は届かない。
どうすれば、と目をつむると最近気に入って何度も聞いていた旋律が頭の中に流れてきた。
外国の、平和を願う歌姫の歌。
あの旋律が、彼らに届けばいいのに。
そう思ったら、口ずさんでいた。
戦いを止めて。
身近な憎しみではなく、広い愛を見て。
太陽のように明るい未来をその目に映して。
そんな歌を。
満月の明かりを受けてきらめいたそれは――刃物。
ケンカをする何人かが、大ぶりのナイフを手に持って振り回していた。
「っ!」
な、に?
あんなの持ち出して……。
殴り合いだけでもケガをするのに、あんなの使ったら下手すると死人が――!
「……っぃや」
止めて!
そんな声を出したような気がする。
でも、男達の怒声にかき消される。
怖い。
嫌だ。
人が死ぬところなんて見たくない。
ケンカも嫌だけれど、それは時と場合によっては仕方のないこと。
でも、人が死ぬ可能性が高くなる刃物は……絶対にダメだ。
彼らの事情なんて知らない。
でもリーダー格の二人も慌てている様子だから、きっとこれは想定外のこと。
嫌だ、止めて。
止めなきゃ!
そう思っても声は届かない。
どうすれば、と目をつむると最近気に入って何度も聞いていた旋律が頭の中に流れてきた。
外国の、平和を願う歌姫の歌。
あの旋律が、彼らに届けばいいのに。
そう思ったら、口ずさんでいた。
戦いを止めて。
身近な憎しみではなく、広い愛を見て。
太陽のように明るい未来をその目に映して。
そんな歌を。



