地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~

 男達は《月帝》の下っ端だったらしく、久保くんの姿を見ただけで戦意喪失してしまう。

 あとは明人くんと勇人くんが倒れている奴らとかもまとめてくれて……。

 そして高志くんが「こいつら退学にしてやる」とか言って色々手続きをしてくれていた。


 高志くん、頼りなさそうとか思ってごめんなさい。

 そんな風に思いながらいくつか話をしたりとやり取りをしているうちに、あたしは体調が悪くなってきていることに気付いた。


 ただでさえ風邪気味だったのに、気を張ってこんな大立ち回りをしたんだ。

 ことが済んで安心してしまったせいもあるんだろう。


 フラフラしていると、真っ先に奏が気付いてくれる。

「おい、大丈夫――じゃあなさそうだな? 早めに帰っておいた方が良いんじゃないか?」

「うん、そうする」

 そうしてあとのことは奏と皆に頼んで、あたしは先に帰らせてもらった。



 これでいじめ云々のことは山場を終えた。

 あとは明日仕上げをすればいい。


 そう思って薬を飲んで早めに眠ったんだけれど……。



 翌朝のあたしの体調は最悪だった。