地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~

「な、によ……あんた達、この人数相手にケンカするつもり?」

 歯向かわれるとは思わなかったんだろう。

 派手女子が少し焦りを滲ませる。


「ケンカ、か……。やっぱりこれってケンカになっちゃうかな?」

「いーや? これは正当防衛だろ?」

「あ、そっか」

 奏の冷静な言葉に納得する。


 自力で何とかしないと襲われてしまうって状況だ。

 それに対処するんだから確かに正当防衛だよね。



 納得したあたしは奏と背中を合わせるように立って構える。


 さぁて、徹底的にやりますか。


「さあ、かかってきなさいよ。あんた達の性根ごと、ぶっ潰してあげるわ!」


 カッコよく言いきったあたしに、奏はボソリと言った。

「美来、その言い方だとケンカっぽい」

 その言葉は、聞かなかったことにした……。