地味同盟~かぐや姫はイケメン達から逃れたい~

「腹チラとかやべぇよな。お前肌白いしくびれハッキリしてるから……ソソられる」

 首にかかる息が熱くなってきた。


 ちょっ! マジでヤバいかも!?

 せめて足が自由になれば何とかなるのに。


 と身じろぎするけど圧し掛かられている足は全く動かせない。

 そうしていると脇を撫でていた手が肌着をめくり始め、もう一度首を舐められた。


「やめっ、ぅんっ」

「――いい加減にしろ!!」

 と、そこで第三者の声が保健室内に響く。


 驚いているうちにシャッと勢いよくカーテンが開かれる音がした。

「げ、高志……」

 あたしは圧し掛かられていたからよく見えなかったけれど、久保くんは少し顔を上げると相手が見えたらしい。


「へ? 高志くん?」

 予測もしていない人物の登場にあたしも首を回してそっちを見る。

 本当に高志くんがいた。


 ドアを開けて入って来たような音はしなかったし、高志くんが来たのはもう一つ隣のベッドの方。


 もしかしなくても寝ていたもう一人って高志くんだったの?


 高志くんと視線が合うと、彼は勢いよくあたしから目を逸らした。


 あー……見苦しいもの見せてごめんねー。

 と心の中で思っていると、高志くんは視線を逸らしたままの状態で声を張り上げる。