そのおかげか何とかすぐに見つけることが出来る。
あたしはそれを持って着替えるためにカーテンが閉められるベッドの方へと向かった。
ベッドは三つ。
うちカーテンが閉まっているのは二つだ。
生徒数が多い学校なのに三つって少ないんじゃないかな?
と思いながらカーテンを閉めて、閉め終わると。
ああ、具合が悪い子は寮に帰るのか。
と納得する。
とにかくこれでやっと着替えられる。
あたしはまず上の体操着を脱いでベッドのパイプのところにかけておくと、肌着を脱ごうと手をかける。
でも体操着を脱いだことで一気に寒気を覚えたあたしは――。
「ふっふぁ……クシュン」
とくしゃみをしてしまった。
うるさくしない様にと思ったのに……と、誰かが寝ているであろう二つのベッドを気にかけていたんだけれど……。
「ん? この声……」
隣のベッドの方から聞き間違いかと思うような声が聞こえた。
そして物音がしたと思ったら隣のベッド側のカーテンが勢いよく開かれる。
「ひっ!?」
着替え中だというのに無遠慮に開かれたカーテンに驚く。
でも、それよりも驚いたのは。
「く、久保くん!?」
そう、カーテンを開いたのがさっき食堂で別れたはずの久保くんだったことだ。
あたしはそれを持って着替えるためにカーテンが閉められるベッドの方へと向かった。
ベッドは三つ。
うちカーテンが閉まっているのは二つだ。
生徒数が多い学校なのに三つって少ないんじゃないかな?
と思いながらカーテンを閉めて、閉め終わると。
ああ、具合が悪い子は寮に帰るのか。
と納得する。
とにかくこれでやっと着替えられる。
あたしはまず上の体操着を脱いでベッドのパイプのところにかけておくと、肌着を脱ごうと手をかける。
でも体操着を脱いだことで一気に寒気を覚えたあたしは――。
「ふっふぁ……クシュン」
とくしゃみをしてしまった。
うるさくしない様にと思ったのに……と、誰かが寝ているであろう二つのベッドを気にかけていたんだけれど……。
「ん? この声……」
隣のベッドの方から聞き間違いかと思うような声が聞こえた。
そして物音がしたと思ったら隣のベッド側のカーテンが勢いよく開かれる。
「ひっ!?」
着替え中だというのに無遠慮に開かれたカーテンに驚く。
でも、それよりも驚いたのは。
「く、久保くん!?」
そう、カーテンを開いたのがさっき食堂で別れたはずの久保くんだったことだ。



