くびれを確かめるように撫でる手も相まって、何だかゾワゾワしてきた。
「んっ、止めてって! 離して、よぉ……ふぁっ」
「やべっ、イイ声」
ちょっと体に力が入らなくなってきて本気でヤバいかもと思い始める。
「明人くん、勇人くん! 助けてぇっ!」
こんな時いつも助けてくれる二人。
でも今日に限って中々助けてくれないので、あたしの方から助けを求めた。
なのに……。
「ちょっ、まって。今の声ヤバイ」
「なんか、下半身にクる……」
何だか二人とも顔を真っ赤にして少し前かがみになっている。
良く分からないけれど、助けてもらえるような状況ではなさそうだ。
「っく、このっ! ホントに離してってばぁっ!」
自力で逃げるしかないと思って身を捩ると、久保くんはさらに強く抱き締めてきた。
「あー……ちょっとマジになってきたかも。このまま保健室行くかぁ?」
「は? 何で保健室?」
ケガしたわけでもないのにと思いつつ、何だか不穏な空気を感じた。
直感的に今すぐ逃げた方が良いと判断したあたしは最終手段に出るべく足にグッと力を入れる。
でも――。
スパーン!
すぐ近くから小気味いい音が聞こえ、あたしが何かする前に久保くんは離れて行った。
「んっ、止めてって! 離して、よぉ……ふぁっ」
「やべっ、イイ声」
ちょっと体に力が入らなくなってきて本気でヤバいかもと思い始める。
「明人くん、勇人くん! 助けてぇっ!」
こんな時いつも助けてくれる二人。
でも今日に限って中々助けてくれないので、あたしの方から助けを求めた。
なのに……。
「ちょっ、まって。今の声ヤバイ」
「なんか、下半身にクる……」
何だか二人とも顔を真っ赤にして少し前かがみになっている。
良く分からないけれど、助けてもらえるような状況ではなさそうだ。
「っく、このっ! ホントに離してってばぁっ!」
自力で逃げるしかないと思って身を捩ると、久保くんはさらに強く抱き締めてきた。
「あー……ちょっとマジになってきたかも。このまま保健室行くかぁ?」
「は? 何で保健室?」
ケガしたわけでもないのにと思いつつ、何だか不穏な空気を感じた。
直感的に今すぐ逃げた方が良いと判断したあたしは最終手段に出るべく足にグッと力を入れる。
でも――。
スパーン!
すぐ近くから小気味いい音が聞こえ、あたしが何かする前に久保くんは離れて行った。



