付き合ってみれば何かコイツが自分の気持ちに気付く切っ掛けを得られるかもしれない。
得られなかったらそれまでの話だけれど……。
取りあえず、沙良の答えを待った。
沙良はまん丸にした目を何度もパチパチさせてから少し考えるそぶりを見せて俺を見る。
「うん、まあ良いんじゃない? 付き合おっか」
やけにアッサリとした答え。
分かってはいたけれど、少しガッカリする。
少しは意識するようなそぶりを見せろよ。
その辺りがちょっと不満だった。
「言っといてなんだけど本当に良いのか? やけにアッサリした返事だけど」
やっぱり付き合うの止めると言い出されたら困るけど、不満からそう聞き返してしまう。
沙良はその質問に対してもアッサリしていた。
「まあ、付き合ってみなきゃ分からないこともあるって言うし、嫌いなわけじゃないんだからそれもありかなぁって」
そう言ってジュースを飲む沙良に、俺は更に不満を募らせる。
得られなかったらそれまでの話だけれど……。
取りあえず、沙良の答えを待った。
沙良はまん丸にした目を何度もパチパチさせてから少し考えるそぶりを見せて俺を見る。
「うん、まあ良いんじゃない? 付き合おっか」
やけにアッサリとした答え。
分かってはいたけれど、少しガッカリする。
少しは意識するようなそぶりを見せろよ。
その辺りがちょっと不満だった。
「言っといてなんだけど本当に良いのか? やけにアッサリした返事だけど」
やっぱり付き合うの止めると言い出されたら困るけど、不満からそう聞き返してしまう。
沙良はその質問に対してもアッサリしていた。
「まあ、付き合ってみなきゃ分からないこともあるって言うし、嫌いなわけじゃないんだからそれもありかなぁって」
そう言ってジュースを飲む沙良に、俺は更に不満を募らせる。



