私の知らない恋の話。

……女々しいかよ。


「別に、他の人の話とかいいよ、もえのことだけ考えて欲しいから遊びに連れてきてくれてるんじゃないの?」
「……うん」


もえはチラッと私の顔を見ると、また外を見始めた。


ポツポツ話したり、話さなかったりで、いつもより長めに電車に揺られて。


京都に到着。


「……人多いなぁ」
「だね。まぁ……いつもより少ないみたいだけど」


今週は大阪のあたりに結構大きいテーマパークができて、そっちに人が押し寄せてるから、関西圏は割と大阪の方に集まっているらしい。


なんだかんだ、京都の街並みって感じのところまで歩いて、着物レンタルのお店に。
どれが良いですか〜なんて言われて、私に似合いそうなの選んでください、と店員さんにお願いすると、キラキラした目で赤い着物を選んでくれて。