「じゃあくるちゃんを食べちゃ——」

「ななちゃんだけだから、平気」

「え?」

「私が、お風呂とか〜着替えとか、ななちゃんいてもいいのは、ななちゃんとだけここまで仲がいいからだよ?」

「っ……はぁ、ありがとうね」

 ふふっ、嬉しそうにしてくれたっ!

 ななちゃんが嬉しそうにしてくれると、私までものすごく嬉しい気持ちになれるんだよなぁ……。

ピーンポーン

「!りーくんもうきたのかな?」

「早……チッ」

ガチャンッ。

「りーくん!」

「くる〜!きたよ〜!」

 するとりーくんもちいさい頃からのくせなのか、私を抱きしめる。

 それを見て、どこからか舌打ちが聞こえてしまった。