ああ、これはもうなるようになれって感じで諦めてるな。
ははは、と乾いた笑いが込み上げてきていると、さくらちゃんが「そう言えば」とスマホを取り出した。
「夏休みに佐藤さんが日高くんにこういうの着せてたんだよね」
席を立って皆に見せて回るさくらちゃん。
佐藤さんがってことはあの和風な衣装の事だろう。
「何これメッチャ似合うじゃん!」
「あ、あたしもこのキャラ知ってる! メイクした後なんてそのものだよ!」
「じゃあ文化祭でこれ着てメイクして広告塔になってればいいんじゃねぇ?」
「それいいかもね! 文化祭に参加してしっかり楽しんでるって感じに見えるだろうし」
何だか盛り上がっている。
陸斗はもう本当にお地蔵さまになったみたいに動かない。
完全に諦めた様だ。
ははは、と乾いた笑いが込み上げてきていると、さくらちゃんが「そう言えば」とスマホを取り出した。
「夏休みに佐藤さんが日高くんにこういうの着せてたんだよね」
席を立って皆に見せて回るさくらちゃん。
佐藤さんがってことはあの和風な衣装の事だろう。
「何これメッチャ似合うじゃん!」
「あ、あたしもこのキャラ知ってる! メイクした後なんてそのものだよ!」
「じゃあ文化祭でこれ着てメイクして広告塔になってればいいんじゃねぇ?」
「それいいかもね! 文化祭に参加してしっかり楽しんでるって感じに見えるだろうし」
何だか盛り上がっている。
陸斗はもう本当にお地蔵さまになったみたいに動かない。
完全に諦めた様だ。