でもまあ、お兄さんが文化祭に来ないならそれが一番だ。
杉沢さんは警戒が必要だけれど、文化祭を滅茶苦茶にするようなことはしないだろうからまあいいだろう。
そんな風に色々と落としどころを探していると、商店街の入り口に差し掛かったところで美智留ちゃんが足を止めた。
「じゃああたし、買い物あるからここまでね」
一緒に行くと言われたときは何で? と思ったけれど、買い物の用事があったんだ。
きっと、ついでに収集のつかなかったあたし達のフォローをするために一緒に来てくれたんだろう。
美智留ちゃんありがとう。
心の中でお礼を言っていると、彼女は杉沢さんを見た。
「えーっと、杉沢さん? 引っ越したばかりなら必要なもの買いだしたりしなきゃないですよね? 一緒に行きませんか?」
そしてそう誘い出そうとしてくれる。
「え? 俺?」
杉沢さんは少し驚いて自分を指差すと、少し考えてから「まあ、いいよ」と答えた。
杉沢さんは警戒が必要だけれど、文化祭を滅茶苦茶にするようなことはしないだろうからまあいいだろう。
そんな風に色々と落としどころを探していると、商店街の入り口に差し掛かったところで美智留ちゃんが足を止めた。
「じゃああたし、買い物あるからここまでね」
一緒に行くと言われたときは何で? と思ったけれど、買い物の用事があったんだ。
きっと、ついでに収集のつかなかったあたし達のフォローをするために一緒に来てくれたんだろう。
美智留ちゃんありがとう。
心の中でお礼を言っていると、彼女は杉沢さんを見た。
「えーっと、杉沢さん? 引っ越したばかりなら必要なもの買いだしたりしなきゃないですよね? 一緒に行きませんか?」
そしてそう誘い出そうとしてくれる。
「え? 俺?」
杉沢さんは少し驚いて自分を指差すと、少し考えてから「まあ、いいよ」と答えた。