「んー? 無いよ。あたしはただの付き添い」
「付き添い? それだけ?」
子供じゃあるまいし、付き添いなんて必要なのかな?
「工藤がここに来たら、狭い部屋に男二人と女一人になっちゃうでしょう? 何かある訳じゃないけど、良い状況とは言えないからね。……って、小林に頼まれた」
工藤のストッパーって意味もあるんでしょ、と面倒そうに話してくれる。
「……それは、ご苦労様です」
としか言えなかった。
「でも小林さ、頼んできたとき言ってたのよね。沙良の方が頼みやすいけど、何か行かせたくないしって」
ニヤリと人の悪い笑みが浮かんでいる。
「行かせたくないって、どうしてそんな事言ったのか自分で分かってて言ったのかな? 後で絶対からかってやるんだから」
フフフ、と笑う美智留ちゃんにほどほどにねと言いつつ、あたしも顔がにやけるのを止められなかった。
へー。ふーん。
小林くんがねぇ……。
「付き添い? それだけ?」
子供じゃあるまいし、付き添いなんて必要なのかな?
「工藤がここに来たら、狭い部屋に男二人と女一人になっちゃうでしょう? 何かある訳じゃないけど、良い状況とは言えないからね。……って、小林に頼まれた」
工藤のストッパーって意味もあるんでしょ、と面倒そうに話してくれる。
「……それは、ご苦労様です」
としか言えなかった。
「でも小林さ、頼んできたとき言ってたのよね。沙良の方が頼みやすいけど、何か行かせたくないしって」
ニヤリと人の悪い笑みが浮かんでいる。
「行かせたくないって、どうしてそんな事言ったのか自分で分かってて言ったのかな? 後で絶対からかってやるんだから」
フフフ、と笑う美智留ちゃんにほどほどにねと言いつつ、あたしも顔がにやけるのを止められなかった。
へー。ふーん。
小林くんがねぇ……。



