「陸斗、分からないところだけでも教えてあげたら?」
「そうそう、じゃないと工藤ずっと居座るわよ?」
工藤くんに助け舟を出すわけではないけれど、埒が明かないのでそう言うと美智留ちゃんも後押しする。
あたし達二人にそう言われて、陸斗は渋々工藤くんに勉強を教えることにした。
「分からねぇとこだけだからな!?」
そう念を押して教え始める陸斗と工藤くんを見ながら、あたしは美智留ちゃんと話をしていた。
「でもどうして美智留ちゃんも? あたしに用でもあった?」
今日あたしと陸斗がここで勉強することは美智留ちゃん達は知っている。
昨日の夜に一緒にまたテスト勉強しないかと誘われたけれど、先に陸斗との約束があったから断ったんだ。
さくらちゃんも何か用事があったみたいで、結局女子の勉強会はしないみたいだったけれど。
あたしがここにいることに驚かなかったところを見ると、陸斗と工藤くん達も似たようなやり取りがあったのかもしれない。
「そうそう、じゃないと工藤ずっと居座るわよ?」
工藤くんに助け舟を出すわけではないけれど、埒が明かないのでそう言うと美智留ちゃんも後押しする。
あたし達二人にそう言われて、陸斗は渋々工藤くんに勉強を教えることにした。
「分からねぇとこだけだからな!?」
そう念を押して教え始める陸斗と工藤くんを見ながら、あたしは美智留ちゃんと話をしていた。
「でもどうして美智留ちゃんも? あたしに用でもあった?」
今日あたしと陸斗がここで勉強することは美智留ちゃん達は知っている。
昨日の夜に一緒にまたテスト勉強しないかと誘われたけれど、先に陸斗との約束があったから断ったんだ。
さくらちゃんも何か用事があったみたいで、結局女子の勉強会はしないみたいだったけれど。
あたしがここにいることに驚かなかったところを見ると、陸斗と工藤くん達も似たようなやり取りがあったのかもしれない。



