彼らが十分に離れて行くのを見送っていると、杉沢さんをはさんで反対側から美智留ちゃんの声がした。
「……あの、助けてくれてありがとうございました。で、腕下ろしてもらってもいいですか?」
感謝はしつつも警戒した声。
そりゃそうだ。
美智留ちゃんからしたら全く知らない人なんだから。
「ああ、ごめんね。見た感じ君が一番危なそうだったから」
引き留めるために腕を置いたんだ、と説明をしていた。
「……じゃあ、あたしの肩からも腕下ろしてくれませんか? 杉沢さん」
要望を告げつつ、美智留ちゃん達に彼が誰なのかを知らせる意味で名前を言う。
「え? 灯里ちゃん知り合いなの?」
「ん? 杉沢って最近どっかで聞いたような……?」
後ろの方でさくらちゃんと沙良ちゃんの疑問の声が聞こえる。
その答えは美智留ちゃんが口にした。
「……あの、助けてくれてありがとうございました。で、腕下ろしてもらってもいいですか?」
感謝はしつつも警戒した声。
そりゃそうだ。
美智留ちゃんからしたら全く知らない人なんだから。
「ああ、ごめんね。見た感じ君が一番危なそうだったから」
引き留めるために腕を置いたんだ、と説明をしていた。
「……じゃあ、あたしの肩からも腕下ろしてくれませんか? 杉沢さん」
要望を告げつつ、美智留ちゃん達に彼が誰なのかを知らせる意味で名前を言う。
「え? 灯里ちゃん知り合いなの?」
「ん? 杉沢って最近どっかで聞いたような……?」
後ろの方でさくらちゃんと沙良ちゃんの疑問の声が聞こえる。
その答えは美智留ちゃんが口にした。



