そうして気を抜いたら、目の前にあるのはカッコイイ好きな人の顔。
あたしは笑顔のまま固まり、また鼓動が早くなるのを感じた。
トクントクンと鳴っている心臓が、次の瞬間にはドクンドクンと更に大きな音を鳴らす。
何故なら、陸斗くんがあたしを引き寄せて抱き締めたから。
「へっ!? り、陸斗くん!? どどどどどうしたの!?」
ぎゅうっと強く抱き締められていて押しのけることも逃げることも出来ない。
陸斗くんの体温や腕の力を感じて、あたしは完全に昨日の二の舞いになりテンパっていた。
「お前が悪い……」
肩の辺りから聞こえた声にさらに混乱する。
あたしが悪いって何かした!?
メイクしただけだよね!?
ってか声凄く近いんだけどー!!?
あたしの心臓の音、絶対聞かれてると思いながら何とか悲鳴を上げずに堪えていると、ゴホンッという咳払いがいくつか聞こえてきた。
あたしは笑顔のまま固まり、また鼓動が早くなるのを感じた。
トクントクンと鳴っている心臓が、次の瞬間にはドクンドクンと更に大きな音を鳴らす。
何故なら、陸斗くんがあたしを引き寄せて抱き締めたから。
「へっ!? り、陸斗くん!? どどどどどうしたの!?」
ぎゅうっと強く抱き締められていて押しのけることも逃げることも出来ない。
陸斗くんの体温や腕の力を感じて、あたしは完全に昨日の二の舞いになりテンパっていた。
「お前が悪い……」
肩の辺りから聞こえた声にさらに混乱する。
あたしが悪いって何かした!?
メイクしただけだよね!?
ってか声凄く近いんだけどー!!?
あたしの心臓の音、絶対聞かれてると思いながら何とか悲鳴を上げずに堪えていると、ゴホンッという咳払いがいくつか聞こえてきた。



