地味同盟〜地味男はイケメン元総長〜

「……確かに、そんなことを言ってた気がする……」

 ゾクゾクしたとか言っていた様な……?


「まあ、今回は間に合ったみてぇだからいいか……。でももしあいつがまた現れたら、ぜってぇ逃げろよ? 関わるんじゃねぇぞ!?」

 両肩を掴まれ、物凄く念を押された。


「う、うん。分かってる」

 勢いに飲まれてぎこちない返事になってしまったけれど、あたしも出来ればもう関わりたくないと思っている。

 あの蛇みたいな目に見据えられると、それこそカエルみたいにすくみそうになってしまうから。



 そんなやり取りを終えた頃、複数人が走ってくる足音が聞こえた。

「灯里!」

 美智留ちゃんの悲痛な声が聞こえる。

 目を向けると、班のメンバーが皆でこっちに向かって来ていた。