「言われなくても帰るよ。もう会いたくもねぇ」
陸斗くんは暗に会いに来るなと言っていたみたいだけれど、杉沢さんはあたしに向かって「じゃあまたね」とひらひら手を振った。
いや、あたしも会いたくないんですけど……。
そう思って返事をしないでいると、陸斗くんに「行こうぜ」と立つのを促され縁側に行く。
靴を履き終わって、さあ帰ろうかと立ち上がると突然陸斗くんがしゃがんだ。
かと思ったら突然の浮遊感。
慌ててとっさに掴んだのは陸斗くんの制服の襟部分。
横抱き――いわゆるお姫様抱っこをされてると気付くと、耳元で陸斗くんの声がした。
「首に腕まわして、ちゃんと掴まってろ」
好きな人の声をゼロ距離で聞いて、ゾワワと体が震える。
どうしたものかと思いながら言う通りに彼の首に腕を回した。
陸斗くんは暗に会いに来るなと言っていたみたいだけれど、杉沢さんはあたしに向かって「じゃあまたね」とひらひら手を振った。
いや、あたしも会いたくないんですけど……。
そう思って返事をしないでいると、陸斗くんに「行こうぜ」と立つのを促され縁側に行く。
靴を履き終わって、さあ帰ろうかと立ち上がると突然陸斗くんがしゃがんだ。
かと思ったら突然の浮遊感。
慌ててとっさに掴んだのは陸斗くんの制服の襟部分。
横抱き――いわゆるお姫様抱っこをされてると気付くと、耳元で陸斗くんの声がした。
「首に腕まわして、ちゃんと掴まってろ」
好きな人の声をゼロ距離で聞いて、ゾワワと体が震える。
どうしたものかと思いながら言う通りに彼の首に腕を回した。



