「ってっめぇ、何してやがる!?」
そう叫んで土足で入って来た陸斗くんは、杉沢さんを殴る勢いで近付いて来る。
実際に殴られると思ったんだろう。杉沢さんはあたしから離れた。
「おっと、こわいこわい」
そう言って距離を取る。
陸斗くんは殴らずに済んだその手をあたしに回し、抱きしめる。
抱きしめられて、純粋にドキドキした。
「来たな日高。今度こそ一発殴って――」
空気の読めなさそうなお兄さんがそう言ったけれど、陸斗くんにひと睨みされると黙ってしまう。
……ヘタレだこのお兄さん。
「もう来ちゃったのか、残念」
ヘラヘラと笑う杉沢さんがあたしを見て続ける。
「もう少しでその可愛い唇奪えたのになぁ」
そう言ってまたあの蛇の様な目を向けられ、本能的に怖くなったあたしは陸斗くんの袖を無意識にギュッと掴んだ。
そう叫んで土足で入って来た陸斗くんは、杉沢さんを殴る勢いで近付いて来る。
実際に殴られると思ったんだろう。杉沢さんはあたしから離れた。
「おっと、こわいこわい」
そう言って距離を取る。
陸斗くんは殴らずに済んだその手をあたしに回し、抱きしめる。
抱きしめられて、純粋にドキドキした。
「来たな日高。今度こそ一発殴って――」
空気の読めなさそうなお兄さんがそう言ったけれど、陸斗くんにひと睨みされると黙ってしまう。
……ヘタレだこのお兄さん。
「もう来ちゃったのか、残念」
ヘラヘラと笑う杉沢さんがあたしを見て続ける。
「もう少しでその可愛い唇奪えたのになぁ」
そう言ってまたあの蛇の様な目を向けられ、本能的に怖くなったあたしは陸斗くんの袖を無意識にギュッと掴んだ。



